漢方ソムリエの温故知煎

2016.5.30

麦門冬湯と四逆散

ストレス

仕事や勉強のストレスで疲れが溜まり、緊張が続いたときに、胃が重くなったり、口臭が強くなったりすることがあります。
口内炎が発生し、口の中がネバネバして、唾液が少なくなり、胃が重くなり、陰液(漢方の考え方で、人の体を構成する血・水・精などの要素)を補う舌苔がほとんどないような場合、胃の陰液を補う麦門冬湯(ばくもんどうとう)で対処します。
また、ストレスなどで、肝(漢方でいう、造血や気の巡りをつかさどる臓器)の疲れを取る効果がある四逆散も効果的です。四逆散は、気のめぐりをよくしてストレスを軽減します。
漢方で新しい口臭予防をお試しください。



2016.5.26

子どもは「附子」に注意

附子

附子(ブシ)という、トリカブトの根を乾燥させて作る生薬があります。
代謝を活発にして、身体を温める性質をもった附子は、もともと子供は代謝が活発ということもあり、うかつに投与すると 中毒症状を起こしやすいといわれています。 子供は、女性や高齢者のように「冷え」があることもありませんし、 活発な子供に附子を使う機会はそんなにありません。
附子を含む漢方薬は 「桂枝加朮附湯」や「八味地黄丸」がありますが、法律的に薬局製剤において販売できないためにネットオリーブでは取扱いはありません。
逆に麻黄(マオウ)という生薬は、気管支炎や喘息予防、風邪症状の緩和、むくみの改善などに効果がありますが、 高齢者には注意が必要とされる一方、子供たちには感受性が低く、安心して使われることが多いのです。
マオウが含まれている漢方薬は「葛根湯」「葛根湯加川キュウ辛夷」「小青竜湯」「防風通聖散」「麻杏甘石湯」などで、小児にもよく使われます。
これらの漢方薬はお取り扱いしております。
お気軽にご相談ください。



2016.5.17

「牛乳」「卵」「大豆」三大アレルゲンは悪か?

牛乳たまご大豆

アレルギーを起こしやすいと言われる食べ物として、牛乳、卵、大豆があげられています。
しかし、本当に悪なのでしょうか?
子どもが生きて成長するためには、タンパクを摂取しなくてはなりません。たまたま、摂取頻度が高いものが、牛乳、卵、大豆だっただけで、タンパク自体が、大なり小なりの抗原性を持つ以上は、すべてのタンパク源はアレルギーを起こしうると考えられるのです。
すなわち、大切なタンパク源である牛乳、卵、大豆を極端に制限するのではなく体、質を改善して、免疫機能異常をどのように改善するかに着目すべきではないでしょうか。
その点においては、漢方は有効です。
漢方のアプローチをひとつご紹介します。
タンパク源からのアレルギー反応のメカニズムは、小児などの未熟な腸からタンパク質の分解が不十分のまま吸収されることにより、そのタンパクを異物と認識した免疫機能が排除しようと働きかけることで、炎症やかゆみ、咳などの免疫反応を起こします。
そこで、腸を温めたり、機能を助けたりすることで、タンパク質がしっかり分解されて吸収されるので、体の中に入ってからアレルギー反応を起こしにくくなるのです。
アレルギーでお悩みの方は、漢方を使った体質改善はいかがですか?



2016.5.12

冷えと五月病

五月病

5月病の5月です。
5月病を起こしやすい人の特徴としては、冷え症、食が細い、下痢しやすい人だといわれています。(漢方的には陽虚といいます)
意外なようですが、イライラする、すぐ怒る瞬間湯沸かしのような人(漢方的には陰虚の人といいます)はこまめにストレスを発散できるので、基本的に5月病になりにくいのです。
それでは、陽虚の5月病になりやすい人はどうすればよいのでしょうか。
まず、身体を冷やさないこと。温かい飲み物、温かい食事を摂るようにしてください。お腹を冷やしてはいけません。
また、心を晴れやかに保ち、健康的に適度に体を動かすことが大事です。
それでもだめなら、漢方の出番です。ご相談はネットオリーブで!



2016.5.9

漢方、ハーブ、アロマの特徴

漢方ハーブアロマ

ハーブはヨーロッパを起源とする香りの強いハーブや、中近東からインドに生息する熱帯のスパイス、樹木などを乾燥させてハーブティとして使うものです。 漢方とハーブに共通する植物もありますが、漢方は植物だけでなく、血や骨、角といった動物の物、化石などの鉱物も用います。
ハーブの特徴としては異物反応や、副作用といったものは全くと言っていいほどありません。また体全体のシステムの機能向上ができます。ホルモンの作用や、ストレスに対する作用は弱く、ハーブのみではカバーしきれない領域があります。
そして、アロマテラピーは、西洋のハーブなどの原料を蒸留して得られる精油という香りのよい成分を使います。精油は揮発性や芳香性の強い植物成分の集合体です。油というよりもアルコールに近いようなサラッとした性状です。アロマセラピーの精油の多くは、蒸留法と呼ばれる方法によって採油されています。ウイスキーなどを作る装置と同じような方法です。
漢方薬は、高分子、高沸点の成分中心、一方、精油は低分子、低沸点、揮発性の物質が中心になって構成しています。漢方薬やハーブティは水溶性、アロマテラピーの精油は脂溶性です。
漢方薬は医薬品として認められていることもあり、使い方にもよりますが一番効果が期待できます。 ハーブはアロマと比べて作用は緩やかですが、続けて体内へ取り込むことで、体質の改善が期待できます。
アロマは外側からのアプローチが多いため、日常的にハーブを内側から取り入れ、身体の外側と内側の両面から植物のパワーを吸収することが理想的です。
いずれにしても、万能薬というわけにはいきません。天然の植物の力で治療するためには適切なアドバイザーが必要です。
ご相談はネットオリーブで!



2016.5.2

生姜と乾姜

生姜

よく"生姜は身体を温める"といわれていますが、実はこれ、正しくもあり、間違いでもあります。
生の生姜を摂ると、手や足の指先などの末端がぽかぽかと温かくなってきます。
これは、生の生姜に含まれるジンゲロールという成分に血流を良くする効果があるからです。
ただ、このジンゲロール、体の内側の熱を体の表面に送り出し、体表をだけを温める効果があるため、実は体の内部は熱を奪われ、冷えてしまうのです。
生姜は天日に干して乾燥させることで、ジンゲロールの一部がショウガオールという成分になります。ショウガオールには、胃腸の壁を刺激し、胃腸の運動で血流を良くし、身体を内側から温める作用があります。
同じ生姜でも、生のものと天日で乾燥したものにはこんなにも違いがあるんですね。
生薬には「生姜(ショウキョウ)」「乾姜(カンキョウ)」があり、漢方薬にはそれらが絶妙に使い分けられて配合、処方されています。
何事もバランスなんですね。
漢方の選択に迷われましたら、ぜひネットオリーブにご相談ください。



2016.5.1

お腹の痛みには安中散

飲み食い

5月に入りました。
4月は新入生、新入社員の歓迎会があり、飲んだり食べたり、5月のGWの大型連休では遊びにでかけ、またまた飲んだり食べたり、胃腸がそろそろ、SOSを出していませんか?
食べ過ぎや飲み過ぎにより、胸やけが起こり、胃が荒れて炎症が起こると胃痛、腹痛が起こります。このような症状を改善するのが「安中散」です。
安中散の適用はやせ型で、腹部筋肉が弱く、胃痛、腹痛があり、ときに胸やけ、ゲップ、食欲不振、吐き気などを伴うような、神経性胃炎、慢性胃炎、胃アトニ―、また、生理痛や胸痛、つわりにも効果があります。
「延胡索(えんごさく)」という成分に鎮痛効果があるのですが、この延胡索が入っているのがなんとメジャーな漢方薬の中では、安中散だけなのです。
この鎮痛効果がある延胡索は、胃痛にはもちろんのこと、生理痛などの婦人科系の痛みにも効果的なのです。また、「桂皮(けいひ)」含有なので、気も鎮まり、身体を温める効果もあります。
虚弱なタイプの方用です。
ちなみに、吐き気を伴うような胃痛とありますが、すでに吐いている症状には無効ですので御注意くださいね。



 

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