漢方ソムリエの温故知煎

2016.9.27

ウイキョウ

腹痛

魚料理やピクルスの香りづけによく使われるフェンネルというスパイスをご存じですか?
和名は「茴香」(ウイキョウ)と呼び、漢方薬に使われるセリ科の多年草です。
効能は、健胃、整腸、鎮痛、去痰作用。
中東や東アジアなどの地域では、レストランで食事をした後に、ウイキョウの種や果実の砂糖衣がけがお口直しに出てくることが多いそうです。食後に5〜6粒噛めば、胸やけやガスによるお腹の張りを改善してくれ、眠気冷ましや口腔内の清涼感を味わう目的もあるようです。
このウイキョウを含む漢方薬には、安中散という胃のお薬があります。
胃酸の分泌の多い方の胃痛によく使われ、特にやせ型で体力が低下したお腹の筋力がないような方の胃痛、胸やけ、吐き気、食欲不振などに用いられるお薬です。
安中散は神経質な方にも向いていて、ストレスからくる膨満感や胃下垂の方に多い胃アトニー(胃無力症)にともなう不快感にも使います。
安中散の適応がある方には、甘いもの好きな方が多いという話があり、中医学では、甘みには胃腸の働きを助け、痛みや緊張をやわらげる作用があるといわれています。



2016.9.26

当に家に帰るべし

当帰

女性特有の病気によく用いられる漢方としておなじみの当帰芍薬散に含まれる、当帰のお話しです。
当帰は、補血(血を補う)鎮痛、鎮静作用があり、婦人病を中心に、多くの漢方薬に配合されています。
当帰(とうき)の名前の由来は、昔、子が授からずに婚家から実家に返された嫁が当帰を服用して身体を温め、子が授かる身体になって婚家に当に(まさに)帰ることができたというところから名づけられたそうです。
当帰は、入浴剤にも使われています。そのお湯につかると、お肌がスベスベし、身体の芯から温まります。
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2016.9.23

ナツメ

なつめ

「ナツメ」は漢方薬でいうところの「タイソウ」です。
葛根湯、防已黄耆湯、小建中湯、補中益気湯などに含まれており、強壮、利尿作用、通経作用があります。下痢などで傷ついた消化管を治し、興奮した腸の働きを改善することで、腹痛を治める効果があります。
ナツメは「夏芽」と書きます。夏に芽を出すということから萌芽が遅いのが特徴です。
韓国では、花嫁に姑がナツメをたくさん糸に通したものを贈ります。ナツメを食べて元気を出し、子宝に恵まれることを期待するのだそうです。
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2016.9.6

冬虫夏草

冬虫夏草

漢方薬に使われている冬虫夏草と言う言葉を聞いた事があるでしょうか…植物?虫?
実は冬虫夏草はチベット、青海、四川、雲南といった中国の高原にわずかに生息するキノコの一種です。
この「冬虫夏草」は昆虫と菌種の結合体で、ここで言う「虫」とは蛾科の昆虫のことです。菌種は「冬虫夏草」菌 (Cordyceps sinensis Berk Sacc)のことで、冬眠する昆虫に寄生して体内に侵入し、冬の間に栄養分を吸収しながら菌糸を培って、暖かくなると発芽して地上に姿を見せるという、なんとも不思議なキノコです。
中国では古くから薬草として用いられてきました。宮廷においては強壮・精力増強、疲労回復、諸病治癒、不老長寿に著効ある高貴薬として使われてきました。
清朝の有名な漢方医学書、呉儀洛の『本草従新』(1757年)には、冬虫夏草は人間のエネルギーを生み出す源で、身体を強壮させると紹介されています。更にこれより早く、チベットの薬物書「甘露宝庫」(1400年頃)に「体の力と失われた精気を回復させる。すべての身体機能を整え、体力や熱の偏重による病気にならない等すばらしい効果があり、副作用がなく、効能の宝庫である」と記されています。チベットで薬物として使われていたものが、中国に伝わったと考えられています。

日本でもある種の冬虫夏草が脳の海馬に働き、認知機能を著しく改善するという研究もされています。
さて、この冬虫夏草が、Net OLiVEから新発売された「腸美人」に配合されているのです。中国古来より、愛用されてきたこの高貴薬をぜひお試しください。
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2016.9.1

酸棗仁湯

眠り

誰もが多くのストレスを抱えて生活をしています。
そのストレスを日々の生活の中でうまく解消していれば問題は起こりません。激しいストレスや疲労は自律神経の働きを乱し、情緒不安定になります。毎日疲労とストレスがリセットできるときっと気分よく朝が迎えられます。そんなことができればよいですね。
それを助ける漢方を今月はご紹介します。
「酸棗仁湯」(さんそうにんとう)です。
自律神経の働きを助ける「酸棗仁湯」は漢方版の「安定剤」です。
「酸棗仁(さんそうにん)」と「茯苓(ぶくりょう)」が不眠や神経の衰弱、胃腸障害を改善します。また、カッカしてる熱を冷ます効果が「知母(ちも)」にあります。
体質は中間タイプの方から、虚弱タイプの方にお勧めです。
ちなみに「知母(ちも)」はユリ科のハナスゲの根茎です。



   

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