漢方ソムリエの温故知煎

2016.2.1

インフルエンザに麻黄湯

体温計

本格的な冬を肌で感じ、風邪やインフルエンザの方が増えてきました。
そこで今回ご紹介するのが、「麻黄湯」です。太陽病(急性期の初期症状で主に体表部で病変が生じる時)で傷寒(重症で緊証)用いる代表の漢方薬とされています。
具体的にいいますと、急性症状で熱がある病態の初期症状に使用します。更に具体的には、悪寒や激しい発熱、頭痛、身体の痛み、関節痛、鼻閉、鼻血など、様々な症状に効きます。また、「激しい発熱」、「身体の痛み」からピンと来るかもしれませんが、インフルエンザにも効果がある事が証明されています。
漢方組成は麻黄・杏仁・桂皮・甘草からなっています。
それでは、それぞれの漢方の作用を見ていきましょう。
麻黄→発汗、鎮咳作用があります。
桂皮→血行を盛んにし、発汗解熱を促します。
杏仁→鎮咳、去痰作用があります。
甘草→これも抗炎症作用があるので、様々な症状を緩和します。
また、生薬同士の組み合わせでも相乗効果があります。
麻黄と桂皮が組み合わさると強い発汗作用を持ちます。麻黄と杏仁と甘草で鎮咳、去痰の作用を強めます。そして甘草と桂皮で消化吸収を補助し、甘草は発汗が過多になるのを防ぎます。
以上の作用から麻黄湯は汗を出させて、病態を治す方向にもっていく漢方だという事が分かります。
実証タイプの方に向いていて、普段から病弱な人、子供、老人には使用しません。
ただ、インフルエンザに効くと書きましたが、予防効果はありませんのでご注意を。



 

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