漢方ソムリエの温故知煎

2019.6.1

ジメジメした季節には

梅雨

梅雨の時期になり、ジメジメとした毎日ですね。
季節の変わり目に体調を崩される方が多いですが、特に、この梅雨時期に体調を崩す方が多いです。
理由は諸説ありますが、長雨による湿気が関係しているといわれています。湿気が原因で身体に余計な水分がたまってしまう。それが体調不良の原因というわけです。過剰な水分は胃腸を弱らせ、食べられなくなるためにさらに栄養素が身体を巡らないので、体は弱ります。過剰な身体の水分は身体そのものを冷やし、頭痛やめまい、下痢を引き起こします。
そこで、この時期に有効な漢方を2点ご紹介します。
【五苓散】
全身の余分な水分を出してバランスを整えてくれます。余分な水分を出すと言っても決して脱水になったりすることはありません。全身のむくみや、吐き気、下痢、頭痛、めまいに効果的です。特に急性的な症状に効果があり、二日酔いなどにも即効性があります。

【苓桂朮甘湯】
あるドクターのデータによると、めまいの患者の72%の方にこの漢方が有効だったというデータがあります。めまいにはまずお試しいただくとよいかと。
上半身の過剰な水分の除去にはこの漢方が適していると言われており、頭痛、めまい、ふらつき、動悸などに効果があります。起立性の立ち眩みがあったり、動悸がある場合にはより適している漢方です。
五苓散は二日酔いに使われることでもわかるように、即効性を期待して処方されることも多いです。
めまいなどの症状に使う際には少なくとも2週間くらいは1つの漢方をためすとよいと言われています。ご相談はネットオリーブまでどうぞ。



2019.5.27

ご相談症例-8

50代女性 更年期障害

主な症状

身長158cm、体重55kg、3年前に閉経した後、頭痛、肩こり、不眠症状など更年期障害と思われる症状が出だした。もともと疲れやすくて体力はあまりないほう。近ごろは、エアコンを効かせた部屋でも時おり急に暑くなり、額から汗が噴き出したと思えば、急にスーッと冷めたりした。
婦人科で更年期障害と診断され、ホルモン補充療法(HRT)を受けていたが、症状はあまり改善しなかった。

処   方

女性は閉経する5年くらい前からエストロゲン(卵胞ホルモン)が急激に減少していきます。このため、更年期といわれる閉経前後の5年間(一般的には45〜55歳)には、不眠、不安、イライラ、動悸、冷え、のぼせやほてり(ホットフラッシュ)、汗をかきやすい、などの症状が表れやすくなり、日常生活に支障が出たときには「更年期障害」と呼ばれるようになります。
メールでうかがった症状や体力から、加味逍遥散をお勧めしました。
この漢方薬は更年期障害ではよく用いられ、体力のあまりない、もしくは中程度以下の方に向いており、1日3回朝昼夕の食前にお飲みいただきます。

煎じ薬服用後

2週間くらい飲んだところでイライラやホットフラッシュがおさまる。2か月後には頭痛や肩こりも気にならなくなる。3カ月後にはほとんどの症状は消失した。


2019.5.17

ご相談症例-7

20代女性 冷え症、下痢、むくみ、月経痛

主な症状

身長163cm、体重50kg、20代前半から冷えが強く、いつも手足が冷えてカイロが必要、寝るときも靴下を履いていた。
下痢も頻繁にあり、近ごろはむくみも起こるようになり、冷えはカイロを使ってもあまり改善せず、眠れないことも多くなってきた。
月経周期はそこそこ順調であるが、生理痛がひどい。

処   方

当帰芍薬散
虚証の方(痩せ気味で体力のない、全体的に弱々しい)女性によく用いる漢方です。 血の不足、血の滞り、水の滞りがあり、内臓の働きが十分ではなく、そのため冷えが蓄積し、特に血に関する不調のために婦人科系の不調がおこるような場合に使います。すなわち血行をよくして身体を温める作用があるんですね。滞った水も代謝させる利尿作用ももちますので、むくみを取る効果も期待できます。

煎じ薬服用後

煎じ薬は初めて。毎日1日分を煎じて3回ずつに分けて飲んだ。甘いような苦いような独特な味がするけれど、続けられなくはない味だった。煎じている時間もできるだけ匂いをかぐようにした。
1週間くらいで下痢がほぼなくなり、2週間くらい飲んだところで手足の冷えが改善されてきて、むくみも楽になった。
慣れてくると時々飲むのを忘れてしまったこともあるが、3カ月ほどがんばって続けたところ、生理痛も改善され、ひどくはなくなった。漢方薬は以前にドラッグストアで加味逍遥散をすすめられて飲んだ時期があったが、あまり効かなかったので半信半疑だったが、当帰芍薬散は自分に合っていると感じる。


2019.5.1

アンチエイジングの漢方

美人

長かったゴールデンウイークのほとぼりも冷めて日常にようやく慣れてきた頃かと思いますが疲れが溜まって体調を崩していませんか?
今日は六君子湯という漢方薬をご紹介したいと思います。
近年、漢方薬も色々な研究が進められてきております。六君子湯は「グレリン」というホルモンの仲間である物質を出すことがわかっています。この「グレリン」はアンチエイジングや、病気の予防、身体機能の低下の防止効果があるといわれていまして、実際に六君子湯を飲ませたマウスを使った実験では、心臓病の発症リスクとなる心筋線維の萎縮が改善し、記憶力も向上し、寿命を延ばしたことがわかりました。
ところで、60代なのに30代に見えるというゴボウ茶で有名な南雲先生は『空腹が人を健康にする』という本を執筆されているように、1日1食で過ごされています。カロリー制限により若さを保ち健康寿命が延びるという検証は、多くの研究がされており、線虫から、ハエ、ネズミ、サルまで、多くの種において確認されているところです。そのメカニズムにグレリンが深く関わっていることもわかってきています。六君子湯で増えるとされるグレリンですが、アンチエイジングのカギを握るともいえます。今後も六君子湯から目が離せませんね。
ちなみに、基本的に六君子湯には「ニンジン」「ショウキョウ」「ハンゲ」などの生薬が含まれており、身体が虚弱で食欲がなく、胃腸の調子が悪い方にお勧めです。



   

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