急性症状
風邪の初期には、漢方薬の即効性が発揮されます
かぜに対する西洋医学の治療では、咳・痰・発熱などの症状ごとに複数の薬を使うのが一般的です。これらは主に症状を抑えることを目的とした対症療法となります。一方、漢方薬も対症療法の一つではありますが、体へのアプローチの考え方が異なります。
たとえば発熱の場合、西洋薬は熱を下げることを目的としますが、漢方では発熱そのものを体の防御反応と捉えます。免疫反応を高めながら発汗を促し、結果として自然に熱を下げていくという考え方です。
実際に、かぜによる発熱に対する解熱効果を比較した調査では、漢方薬のほうが西洋薬よりも早く解熱したという報告もあります。これは、漢方薬が体本来の「治る力」を引き出すことで、症状の改善につながるためと考えられています。
漢方薬は「効き目がゆっくり」という印象を持たれがちですが、かぜの治療においては即効性が期待でき、症状に合った処方を選ぶことで十分な効果を発揮します。
下図は漢方薬選びの目安です。主な症状が枠線の項目(悪寒/咳/鼻水・鼻づまり/のどの痛み)にありましたら、そちらを軸にして左側の体力も参考に、あてはまる症状が多い漢方薬をお選びください。
※迷われましたら問い合わせボタンからお気軽にお問合せください。
50音順
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価格順
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葛根湯(カッコントウ)
風邪のひき始め、汗が出ないで悪寒、発熱、頭痛、肩こり
2,560円(本体2,328円、税232円)
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甘草湯(カンゾウトウ)
激しい咳が伴い、のどの痛みが強い場合
2,194円(本体1,995円、税199円)
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桔梗湯(キキョウトウ)
のどが腫れて痛みが強い、ときに咳、扁桃炎
1,683円(本体1,530円、税153円)
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桂枝湯(ケイシトウ)
体力がなく、自然にジトジト汗が出る、風邪の初期
2,194円(本体1,995円、税199円)
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香蘇散(コウソサン)
体力がなく胃腸が弱くだるいとき、小児の風邪に
2,194円(本体1,995円、税199円)
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柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)
微熱・さむけ・頭痛・はきけ等のある感冒など
3,292円(本体2,993円、税299円)
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小青竜湯(ショウセイリュウトウ)
咳や鼻水、アレルギー性鼻炎、花粉症など
3,657円(本体3,325円、税332円)
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麦門冬湯(バクモンドウトウ)
痰が切れにくく、夜間も眠れないような激しい咳が出る場合
3,292円(本体2,993円、税299円)
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麻黄湯(マオウトウ)
汗が出ないで筋肉痛や悪寒など
2,194円(本体1,995円、税199円)


















