睡眠のリズム・不眠と漢方

心身が疲れて眠れないときに

かなり疲れてるのに眠れない人

睡眠に関係する漢方薬の一つに、酸棗仁湯(さんそうにんとう)があります。酸棗仁湯は、心身が疲れ、弱って眠れない方に用いられる漢方薬です。

「なかなか寝つけない」「眠りが浅い」「夜中に目が覚める」といった不眠はもちろん、眠れない状態が続けば、昼間にぼんやりしたり、集中しにくかったり、疲れがとれないと感じることもあります。

酸棗仁湯の構成生薬は、酸棗仁(サンソウニン)・知母(チモ)・茯苓(ブクリョウ)・川芎(センキュウ)・甘草(カンゾウ)の5種類です。名前にもなっている酸棗仁が主薬となり、心身の疲れや精神的な緊張などによって眠れない状態に用いられてきました。

睡眠薬のように単純に「眠気を起こす薬」と考えるよりも、漢方では心身が疲れているのに、気持ちが落ち着かず眠れない状態を整える処方として考えると分かりやすいでしょう。

ネットオリーブの酸棗仁湯は、1日分を煎じ、3回に分けて食間に服用します。「寝る薬なのに、なぜ朝や昼にも飲むの?」と思われるかもしれませんが、就寝直前だけに服用する薬ではなく、決められた用法・用量に従って服用する漢方薬です。

不眠には、生活リズムやストレス、年齢、身体の不調などさまざまな原因があります。夜眠れず、日中にも疲労感や集中力の低下などが続いている場合は、生活習慣を見直すとともに、ご自身の症状や体質に合った方法を考えることが大切です。

ぐっすり眠れないのは

ぐっすり眠れない男性

毎日ぐっすり眠れていますか?「なかなか寝つけない」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目覚めてしまう」「眠ったはずなのに疲れがとれない」など、睡眠に関する悩みはさまざまです。

睡眠時間には個人差があります。大切なのは時間の長さだけではなく、朝起きたときに「よく休めた」と感じられるか、日中を元気に過ごせるかということです。

また、年齢とともに睡眠の状態は変化します。若い頃と同じように長時間眠ろうとしても、年齢を重ねると睡眠時間が短くなったり、途中で目覚めやすくなったりすることがあります。必要以上に長く布団の中で過ごすことで、かえって眠りが浅くなる場合もあります。

眠れない原因は一つとは限りません。ストレスや生活リズムの乱れのほか、夜間頻尿、咳、痛みなどの身体症状、不安や気分の落ち込み、睡眠時無呼吸症候群などの病気が関係している場合もあります。

そのため、不眠が続く場合には、まず「なぜ眠れないのか」を考えることが大切です。生活習慣を整えても改善しない場合や、日中の生活に支障が出ている場合には、医療機関への相談も検討しましょう。

漢方では、不眠だけを一つの症状としてみるのではなく、疲れやすい、不安になりやすい、イライラする、冷える、のぼせるなど、身体や心に現れている症状を合わせて考えます。その方の状態に合った漢方を選ぶことが大切です。

枕が変わると眠れない

ビジネスホテルで眠れない人

旅行や出張などで環境が変わったり、枕や布団がいつもと違ったりすると、「なかなか寝つけない」「何度も目が覚める」という方がいらっしゃいます。

一時的な環境の変化による不眠であれば、環境に慣れることで自然に改善することもあります。しかし、疲れているのに眠れない、考え事が頭から離れない、眠りが浅いといった状態が続く場合には、症状や体質によって酸棗仁湯(さんそうにんとう)が選択肢になることがあります。

酸棗仁湯は、体力が中等度以下で、心身が疲れ、精神不安や不眠などがある方に用いられます。寝つきが悪い、眠りが浅いなどの不眠症や神経症に使用される漢方薬です。

主薬となる酸棗仁のほか、知母、茯苓、川芎、甘草の5種類の生薬から構成されています。漢方では、疲れているのに気持ちが落ち着かず眠れないような状態を整える処方として用いられてきました。

なお、「枕が変わると眠れない」というだけで、必ず酸棗仁湯が適しているわけではありません。不眠の状態や体質によって適した漢方は異なりますので、症状が続く場合にはご相談ください。

身体のリズムを整え、質のよい睡眠をとることは、心身の健康を保つためにも大切です。不眠に使われる漢方薬は酸棗仁湯以外にもありますので、漢方選びに迷われましたらお気軽にネットオリーブへご相談ください。

春眠暁を覚えず

あさまでぐっすり眠る女性

「春眠暁を覚えず 処処啼鳥を聞く 夜来風雨の声 花落つること知る多少」
春の眠りは心地よく、夜が明けたことにも気づかない。あちらこちらから鳥のさえずりが聞こえる。昨夜は風雨の音がしていたが、花はどれほど散っただろうか――。
唐の詩人、孟浩然の「春暁」です。

「春になると眠い」と感じる方も多いのではないでしょうか。春は気温や日照時間が変化するほか、入学、入社、異動など生活環境が変わることも多い季節です。こうした変化によって睡眠と覚醒のリズムが乱れ、寝つきが悪くなったり、日中に眠気やだるさを感じたりすることがあります。

睡眠のリズムを整えるためには、朝起きる時間を大きくずらさず、起きたら朝の光を浴びることが大切です。日中に適度に身体を動かし、夜はスマートフォンやタブレットなどの強い光をできるだけ避けることも、良い睡眠につながります。

生活習慣を整えても、「疲れているのになかなか眠れない」「考え事が多く、気持ちが落ち着かない」「眠りが浅く、休んだ感じがしない」といった状態が続く場合には、漢方が選択肢になることがあります。

そこで用いられる漢方の一つが、酸棗仁湯(さんそうにんとう)です。

酸棗仁湯は、心身が疲れ、弱って眠れない方に用いられます。「眠れないから、とにかく眠らせる」というよりも、疲れや精神的な不安なども含めて、その方の状態に合わせて使用する漢方薬です。

なお、酸棗仁湯では下痢などがみられることがあります。胃腸が弱い方や下痢をしやすい方は服用前にご相談ください。また、高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けている方や、ほかの漢方薬を服用している方も、自己判断で服用せず医師や薬剤師に確認することをおすすめします。

春だけでなく、一年を通して快適な睡眠をとるためには、生活リズムを整えることが基本です。そのうえで眠れない状態が続くときには、ご自身の症状や体質に合った漢方を上手に取り入れていきましょう。

不眠の漢方薬

不眠の女性

「眠れない」「眠りが浅い」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目覚めてしまう」など、睡眠に悩む方は多くいらっしゃいます。

睡眠時間には個人差があるため、「何時間眠れば必ず大丈夫」というものではありません。睡眠時間だけでなく、睡眠によって十分に休養がとれていると感じられるか、眠気や疲労によって日中の生活に支障が出ていないかも大切なポイントです。

不眠の原因には、ストレスや生活リズムの変化、仕事や家庭での悩み、環境の変化などがあります。また、咳や痛み、夜間頻尿、睡眠時無呼吸症候群などの身体的な原因や、不安や気分の落ち込みなどが関係していることもあります。

まずは原因を考え、生活習慣や睡眠環境を整えることが基本です。それでも不眠が続いたり、日中の生活に支障が出たりする場合には、適切な治療を受けることも大切です。

漢方では、「不眠」という症状だけをみて同じ薬を選ぶわけではありません。心身の疲れ、不安、イライラ、のぼせ、冷え、胃腸の状態など、その方に一緒に現れている症状や体質をみながら漢方薬を選びます。

例えば、心身が疲れて弱っているのに眠れない、不安があり眠りが浅いといった方には、酸棗仁湯(さんそうにんとう)が用いられることがあります。

同じ「眠れない」という悩みでも、原因や体質によって適した漢方は異なります。「寝つけない」「途中で目が覚める」「朝早く目が覚める」など、どのような眠りの悩みがあるのか、また不眠以外にどのような症状があるのかを確認しながら選ぶことが大切です。

漢方薬選びに迷われましたら、症状や体質、現在服用しているお薬などを確認したうえで薬剤師がお答えします。お気軽にご相談ください。


掲載外の漢方薬もお作りできることもございます。また、服用後のご質問もお伺いします。お気軽にご相談ください。
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