肥満・ダイエットのうんちく
きれいに痩せるには
お米の栄養成分や満腹感を満たす食べ方のコツをお話です。
お米には多種多様な栄養成分が含まれています。エネルギー源になる炭水化物から、タンパク質、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維までバランスよく含んでいます。ぜひその良さを再認識してもらいたいと思います。では、あなたはいつもどのくらいご飯を食べていますか?
基本的には1食につきご飯1膳は身体が必要とする量だと考えてください。その1膳は茶碗の大きさを変更するだけで大きくかわります。普段使用しているご飯茶碗から、少し小さめのご飯茶碗に変えてみてください。おおよそですが、3食合わせれば150kcalも軽減できます。体重などにもよりますが、これは1時間ウォーキングをしてようやく消費できるカロリーと同等です。それが毎日、毎年と蓄積されれば、変化は大きいですよね。
続いて重要なのは、ゆっくり食べることです。脳が満腹感を感じるのは、食べ始めてから30分後のこと。早く食べ終えると、お腹がいっぱいになっても脳はまだ満腹感を得ることができないので、さらに食べ続けることになりがちです。「早食いは太る」といわれるのはこのためですね。
また、朝食を抜くのは太りやすくなるのでやめましょう。エネルギーが蓄積されやすくなり、反動で昼食や夕食の量が増えてしまいます。急激なダイエットは身体を老けさせます。
キレイに痩せるためには、きちんと必要な栄養を摂取しながら、運動などの習慣を無理なく続けることが大切です。体に負担をかけるのではなく、普段の生活を少しずつ改善して、健康美人を目指しましょう。漢方薬の力もかりて、無理なくダイエットしませんか?ご相談はネットオリーブにお任せください。
肥満も炎症
当地区薬剤師会の定例会で夜9時からのお勉強。大学病院の循環器内科の教授の先生がいらっしゃり、心房細動と血液凝固薬についての勉強をしました。
心房細動になると、心臓は1分間に300回以上、不規則に早く拍動します。(通常は1分間に60回から100回)これが、心原性脳塞栓症を発症させるリスクを高めるのです。この心房細動のリスクファクターとしては、肥満、喫煙、COPD(たばこによる肺の病気)心不全、高血圧、過激な運動、心筋梗塞、弁膜症、甲状腺の病気、無呼吸症候群などがあるそうです。また、大腸がんや悪性腫瘍の発生との関連性もあるとのこと。
どうして心臓の病気とガンの発生が関係があるのかと言うと…、全て『炎症反応』だからとのこと。つまり、慢性的な炎症がある場所にはガンが発生しやすいというのです。
また、肥満すると脂肪組織は炎症に陥るのだそうです。事実、炎症の度合いを示すCRPという値、肥満の度合いを示す値であるBMIが高い値の人ほど、CRPが高かったというデータがあるようです。肥満を改善することは、ガンの発生予防にもなるということです。漢方もひとつの選択肢です。