漢方ソムリエのうんちくコラム
よくある便秘のお薬「センノシド」の連用は腸管を弛緩させ、自分で運動する能力を奪ってしまうので、危険です。市販の便秘薬を服用しても便が出ない方は特にご注意を!
ちょっと腸を休ませて、時々刺激をしてあげる。あとはお腹に力を入れたり、運動したり、食事に気をつけたり…おなかを冷やさないことも大切です。
この桂枝加芍薬大黄湯には腸管をバシバシ刺激するセンノシドを含む主薬のダイオウに加え、腸管が動きすぎて痙攣しすぎてしまう状態を和らげるシャクヤクが入っています。便秘型の過敏性大腸症候群(下痢と便秘が交互にくる)にもよく使われる漢方薬です。
桂枝加芍薬大黄湯に関するコラム
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商品説明
効能・効果
腹がはって,腹部膨満感,腹痛があり,便秘するものの次の諸症:便秘,しぶり腹
成分と分量
1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
・ケイヒ 4.0g
・シャクヤク 6.0g
・タイソウ 4.0g
・ショウキョウ 1.0g
・カンゾウ 2.0g
・ダイオウ 1.0g
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください 。
生後3カ月未満の乳児。
2.本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないでください。
他の瀉下薬(下剤)
3.授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けてください。
相談すること
1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)胃腸が弱く、下痢しやすい人。
(4)高齢者。
(5)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(6)次の症状のある人。
むくみ
(7)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
(1)服用後,次の症状があらわれた場合。
関係部位 |
症 状 |
皮ふ |
発疹・発赤,かゆみ |
消化器 |
はげしい腹痛を伴う下痢,腹痛 |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診察を受けてください。
症状の名称 |
症状 |
偽アルドステロン症 |
尿量が減少する,顔や手足がむくむ,まぶたが重くなる,手がこわばる,
血圧が高くなる,頭痛等があらわれる |
(2)1週間位(しぶり腹に用いる場合には5〜6日間)服用しても症状がよくならない場合。
3.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください
4.次の症状があらわれることがあるので、このような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止し、医師又は薬剤師に相談してください。
下痢
用法・用量
本品1包を和紙袋入りのまま、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、和紙袋とともに煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。(大人の1日量)
年齢 |
1回量 |
1日服用回数 |
大人(15歳以上) |
上記のとおり |
3回 |
7歳以上15歳未満 |
大人の2/3 |
4歳以上7歳未満 |
大人の1/2 |
2歳以上4歳未満 |
大人の1/3 |
3カ月以上2歳未満 |
大人の1/4以下 |
3カ月未満 |
服用しないでください。 |
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。