むくみと漢方

水のめぐりと血のめぐり

顔色が悪い女性

今日は、オリーブ薬局に実習で来ている薬学生の漢保煎二(かんぽうせんじ)くん(仮名)とのお昼休みの会話から…
「<煎二くん、今日はコンビニ弁当なんだね。」

煎二くん「そうなんです、いつもは母のお弁当なんですけど、母はもともと身体が丈夫ではなくて、貧血がひどいみたいで、今朝は起きられなかったんです。それで、母のことちょっと相談してもいいですか?」

「もちろん、どうぞ。」

煎二くん「母は、冷えとムクミがもともとひどくて、寝るときには腹巻をして、カイロ、靴下が欠かせません。いつも顔色もあまりよくないと思います。体質がそんな感じなので、風邪もひきやすいのではないかと思うのですが、なにか対策はありませんか?漢方薬とか…」

「お母さんは、やせ型?」

煎二くん「そうだと思います。」

「お母さんは仕事をしてたよね、どんなお仕事?」

煎二くん「事務職です。デスクワークが多いと聞いてます。」

「そうかぁ、漢方で考えると、お母さんは水毒と瘀血があるように思えるね。」

煎二くん「水毒と瘀血ってなんですか?」

「水毒、身体の中の水のめぐりが悪いこと。水というのは血液以外の身体の中の水分のことで、本来流れていかないといけない水が流れないで偏っている意味なんだよ。それで、むくみや冷えに繋がってるんだ。例えるなら、濡れたままの洋服を身にまとっている感じかな。」

煎二くん「なるほど、たしかに、濡れた洋服を着たままだと身体が冷えますね。」

「そうでしょ、風邪もひくし、身体の芯から冷えていくのもわかるでしょ。それと、瘀血というのは、顔色が悪いということからなんだけど、これは血の滞りのこと、血行というような意味で考えてもいいと思うよ。」

煎二くん「水毒と瘀血かあ・・・、そんな人にはどんな漢方薬が合うんですか?」

「お母さんはどちらかというと色白な方?」

煎二くん「はい、そうだと思います。」

「それなら『当帰芍薬散』が合うと思うよ。

煎二くん「聞いたことあります!」

「そう、当帰芍薬散は、水毒と瘀血の薬で、女性の強い味方なんだ。血流を改善し、むくみを取り除くんだよ。色白で、冷えやすく、貧血気味、体力がないといった、煎二くんのお母さんのような女性にはぴったりなんだよ。」

煎二くん「わかりました!早速勧めてみます。」

「それから、一度病院で貧血の血液検査をしてもらうのもいいと思うよ。」

煎二くん「わかりました。もうすぐ会社の健診があると言ってましたが、それより先に病院に行くように勧めてみます。」

…水毒や瘀血といっても色々な漢方薬があります。漢方薬選びに迷われたら、ネットオリーブにお気軽にご相談ください。

梅雨の季節のむくみ

浮腫み

ジメジメムシムシとした気候。
6月から7月にかけての梅雨の時期は、むくみや冷えで悩む人が増えるといわれています。その理由とは、梅雨前線によって降り続く雨により湿度が増し、身体の水のバランスが崩れるからです。
つまりどういうことかというと、人は水分を皮膚から汗として外へ出します。しかし、湿度が高いと空気中に身体の汗を蒸散できなくなり、尿からの処理をせざるを得なくなります。すると尿を排出する腎臓の負担が増え、その結果、むくみや冷えが出やすくなるというわけです。
またこの時期、日中は暑い日がある一方で、明け方は驚くほど気温が低くなったりしますので、腎臓が処理しきれずに日中にたまった体内の水分は、明け方になると冷やされ、まるで、濡れた衣服を身にまとっているかの如く、身体全体が冷えてしまうのです。
そこで、お勧めの漢方「五苓散」です。
この五苓散は、余分な身体の水分を追い出し、腎臓の助けをします。むくみをとり、偏った水のバランスを整える効果があるのです。五苓散は「沢瀉・猪苓・茯苓・白朮・桂枝」の5種の生薬からなる漢方ですが、桂枝以外はすべて利水薬と言って、身体の水分を外に排出するのを助けます。しかし、西洋薬の利尿薬と違って、脱水を起こさないのがよいところです。桂枝が温めるので「冷え」にも効果があります。この時期お勧めの五苓散でした。

苓桂朮甘湯

水たまり

梅雨も明け、いよいよ夏本番です。納涼会やビアガーデンの季節です。ついついお酒を飲みすぎてしまう季節になりました。
今月は、苓桂朮甘湯 (りょうけいじゅつかんとう)をご紹介したいと思います。
構成生薬は茯苓・桂皮・白朮・甘草の4種類の生薬から成り、これらの生薬より1文字づつとって名付けられました。めまいや頭痛、二日酔いなどに効果があります。
お酒を飲みすぎたり、甘いものを摂りすぎたり、エアコンで冷えたりすると、身体に「水」がたまります。たまった水が揺れ動くことで、めまいを感じたり、頭痛を催したりします。
このように「水」の偏在のことを水毒と言います。水毒は水が停滞したり、偏在したり循環が悪いことを言います。水毒体質の人はお腹がチャプチャプ言うことがしばしばあるのが特徴です。そして、このタイプの方は冷えやすいのです。すなわち、濡れたタオルを全身にまとっているのと同じことが身体の中で起こっているのです。
苓桂朮甘湯は、茯苓と白朮が尿量を増やし、余分な水分を排出したり、偏在を改善することで水毒の症状である頭痛やめまいを改善します。桂枝はのぼせを改善し、頭痛を速やかに改善します。緩和作用がある甘草がそれらの作用をうまく調和させることで、全体の作用のバランスをとります。
漢方は慢性的なめまいの改善に効果を発揮します。生活のリズムや食事も見直しつつ、漢方という選択肢もご一考ください。

むくみの原因

足の浮腫んだ女性

体のむくみ、なかでもふくらはぎのむくみは特に女性に多い悩みです。
ではなぜ、ふくらはぎはむくみやすいのでしょうか?
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれ、足に流れた血液を心臓に戻すポンプの働きをしています。このポンプがうまく働かないことが原因でふくらはぎはむくんでしまうのです。
ふくらはぎのポンプとしての働きが低下してしまう原因は、
・筋力の低下
・長時間の同じ姿勢
・冷え性
・塩分のとりすぎ(過剰な塩分は水分を上手に排出できなくしてしまいます。)などがあげられます。これらは、食生活の見直しや、筋肉を鍛えストレッチやマッサージで血行を良くすることで改善されます。
また『五苓散』など体の中の「水」の滞りを改善する漢方薬を飲んでみるのもよいでしょう
ストレッチやマッサージなどではなかなか改善されないむくみにお悩みでしたら、漢方薬に頼ってみてはいかがでしょうか?
※むくんだ状態が長く続いたり繰り返したりする場合は、腎臓病や肝臓病、ホルモンの病気の危険があります。

防已黄耆湯について

膝に水の溜まった人

防已黄耆湯のお話です。
通常は、体表に水毒があり、関節の腫張や痛み、むくみがある場合に用いるとよい効果があります。
適応症としては、水太り、汗が多く尿は少ない傾向にある方によいとされます。加齢による骨の変形などにも効果があり、手指の加齢による関節症であるヘバーデン結節や加齢変性による頸椎症の疼痛にも効果が期待できます。
定期的に整形外科で膝の水を抜いている方に用いて改善した例は多数あり、一度お試しいただきたい漢方です。

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