漢方ソムリエのうんちくコラム
口が渇いて水を飲んでも吐いてしまう、尿の出が悪いなどの症状があると、体がむくんでしまいます。気圧の変化でも体の水分バランスが崩れます。通常元気なときは気圧の変化を私たちはそれほど感じません。ところが、風邪を引いたり、ご高齢であったり、片頭痛もちだったりすると敏感に感じるようです。もちろん、山に登ったり、二日酔いでも…。
五苓散は水分代謝が上手くいかずに、体のあちこちに「水」が滞った「水滞」という症状を改善する代表的な漢方薬で、さまざまなむくみ、下痢、慢性頭痛、回転性のめまい、二日酔いなどの吐き気やムカムカ、急性胃腸炎などに用いられます。
高山病予防のために五苓散を服用しておくとよいというエビデンスもあります。五苓散を用いた西洋医学的な基礎研究でも、利尿作用、アルコール代謝改善作用、消化管運動亢進作用などが報告されています。
以前参加しました漢方合宿では常備薬が五苓散でした。なぜでしょうね?毎晩、それはそれは遅くまで、飲み物片手に語らいましたので…。酒は飲んでも飲まれるな…身に沁みます。
五苓散に関するコラム
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商品説明
効能・効果
のどが渇いて,尿量が少なく,はき気,嘔吐,腹痛,頭痛,むくみ等のいずれかを伴う次の諸症:水瀉性下痢,急性胃腸炎(しぶり腹のものには使用しないこと),暑気あたり,頭痛,むくみ
成分と分量
1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
・チョレイ 3.0g
・ブクリョウ 4.0g
・タクシャ 4.0g
・ケイヒ 2.5g
・ビャクジュツ 3.0g
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください 。
生後3カ月未満の乳児。
相談すること
1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)今までに薬により発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
(1)服用後,次の症状があらわれた場合。
用法・用量
本品1包を和紙袋入りのまま、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、和紙袋とともに煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。(大人の1日量)
年齢 |
1回量 |
1日服用回数 |
大人(15歳以上) |
上記のとおり |
3回 |
7歳以上15歳未満 |
大人の2/3 |
4歳以上7歳未満 |
大人の1/2 |
2歳以上4歳未満 |
大人の1/3 |
3カ月以上2歳未満 |
大人の1/4以下 |
3カ月未満 |
服用しないでください。 |
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診察を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。