からだに良くないもの
幸せホルモンとやる気ホルモン
今日は腸内細菌のお話を。インスタントラーメンは現在、生めん、ノンフライめんなど種類が増えました。味も醤油、塩、とんこつなどバラエティも豊かです。
インスタント食品もおいしくて魅力的ですが、加工食品の摂りすぎは体内の腸内細菌を減らすことになると専門家も指摘しています。加工食品に含まれる防腐剤や保存料が、腸内細菌を減らして体調を崩す原因になるからです。アトピーや花粉症などのアレルギー性疾患も起こりやすくなります。
ところで、脳内の「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンや、「やる気ホルモン」と呼ばれるドーパミンは腸内で合成されるのはご存知でしたか?いずれも腸内細菌が減ると不足状態となり、うつやイライラが起こってしまうのです。ですので、気分が落ち込んだり、イライラしたりした時は食事が単調になっていないかを見直してみてはいかがでしょう。
インスタント食品や加工食品の摂取を控え、肉や魚、野菜を多く摂取すると腸内細菌も増えます。食習慣を大切にすることが心の健康にもつながります。
ちなみに、Net OliVEの植物発酵エキス「比叡山酵素」は腸内環境改善においては最適の商品です。ぜひ、ご相談ください。
電子タバコ
電子タバコの安全性や禁煙に有用なのかをお話ししたいと思います。
近年、受動喫煙対策の進展に伴い、電子タバコが普及しています。電子タバコには、カートリッジに充填液(リキッド)を詰め、これを充電池により電熱コイルで蒸気化させ吸引するものです。電子タバコは無害だと思われがちですが、必ずしもそうではありません。
まず、ニコチンの含有という問題があります。日本では、ニコチンを含む充填液は医薬品の規制対象となるため、国内で販売されている製品にはニコチンは含まれていないはずですが、実際にはニコチンが含まれていることが多いのです。国内で流通する充填液103製品を分析したところ、約半数の48製品からニコチン(100ng/mL以上)が検出されました。
ニコチンで問題となるのが子どもによる誤飲です。紙巻たばこを誤飲してもニコチンが吸収されるまでに、ある程度時間がかりますが、充填液のニコチンはすぐに吸収されてしまます。そのためごく少量でも誤飲すれば死に至る可能性があります。最近ではミントやチョコレートなど様々な香りの充填液が販売されており、取り扱いには注意が必要です。
電子タバコによる禁煙補助効果については、確認されていないのとういのが現状です。医薬品として臨床試験が行われるニコチン補充療法とは異なり、電子タバコは禁煙補助ツールや喫煙量を減らす有効な手段として実証されていません。
現在は、幾つかの禁煙補助薬が保険適応となっていますので、禁煙にはそれらを使用する方が効果的です。電子たばこの歴史はまだ浅く、長期的な影響については検証されていませんが、少なくとも、安易な使用を勧めることは控えた方がよいと思われます。