健康食品のお話
冬虫夏草
漢方薬に使われている冬虫夏草と言う言葉を聞いた事があるでしょうか…植物?虫?…実は冬虫夏草はチベット、青海、四川、雲南といった中国の高原にわずかに生息するキノコの一種です。
この「冬虫夏草」は昆虫と菌種の結合体で、ここで言う「虫」とは蛾科の昆虫のことです。菌種は「冬虫夏草」菌 (Cordyceps sinensis Berk Sacc)のことで、冬眠する昆虫に寄生して体内に侵入し、冬の間に栄養分を吸収しながら菌糸を培って、暖かくなると発芽して地上に姿を見せるという、なんとも不思議なキノコです。
中国では古くから薬草として用いられてきました。宮廷においては強壮・精力増強、疲労回復、諸病治癒、不老長寿に著効ある高貴薬として使われてきました。清朝の有名な漢方医学書、呉儀洛の『本草従新』(1757年)には、冬虫夏草は人間のエネルギーを生み出す源で、身体を強壮させると紹介されています。
更にこれより早く、チベットの薬物書「甘露宝庫」(1400年頃)に「体の力と失われた精気を回復させる。すべての身体機能を整え、体力や熱の偏重による病気にならない等すばらしい効果があり、副作用がなく、効能の宝庫である」と記されています。チベットで薬物として使われていたものが、中国に伝わったと考えられています。
日本でも、ある種の冬虫夏草が脳の海馬に働き、認知機能を著しく改善するという研究もされています。
さて、この冬虫夏草が、当店の「比叡山酵素」に配合されています。中国古来より、愛用されてきたこの高貴薬をぜひお試しください。健康は「腸」からですよ。