漢方ソムリエのうんちくコラム
風邪の引きはじめには葛根湯ですが、葛根湯は発汗がない場合に体を温め発汗を促すようにつくられています。
桂枝湯に含まれるケイヒには葛根湯のマオウほど強い発汗作用はありません。いわゆる体力のない「虚証」の方は、体温は上がらずに自然に汗をかいたり、発熱してても顔色が悪い方などに向いています。
血行を良くする「芍薬(シャクヤク)」や体を温める「生姜(ショウキョウ)」が配合された桂枝湯は、体を温めて寒気や痛みを取ります。また、滋養・強壮作用のある「大棗(タイソウ)」が配合され、体力をつける働きもあります。風邪の引きはじめ、比較的体力がない、発汗がある…こんな症状があれば、ぜひお試しください。
桂枝湯に関するコラム
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商品説明
効能・効果
体力が衰えたときのかぜの初期
成分と分量
1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
・ケイヒ 3.0g
・シャクヤク 3.0g
・タイソウ 4.0g
・ショウキョウ 1.0g
・カンゾウ 2.0g
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
1.次の人は服用しないでください 。
生後3カ月未満の乳児。
2.短期間の服用にとどめ、連用しないでください。
相談すること
1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。
むくみ
(6)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
(1)服用後、次の症状があらわれた場合。
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診察を受けてください。
症状の名称 |
症状 |
偽アルドステロン症 |
尿量が減少する,顔や手足がむくむ,まぶたが重くなる,手がこわばる,
血圧が高くなる,頭痛等があらわれる |
(2)5〜6回服用しても症状がよくならない場合。
用法・用量
本品1包を和紙袋入りのまま、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、和紙袋とともに煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。(大人の1日量)
年齢 |
1回量 |
1日服用回数 |
大人(15歳以上) |
上記のとおり |
3回 |
7歳以上15歳未満 |
大人の2/3 |
4歳以上7歳未満 |
大人の1/2 |
2歳以上4歳未満 |
大人の1/3 |
3カ月以上2歳未満 |
大人の1/4以下 |
3カ月未満 |
服用しないでください。 |
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
(4)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(5)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。