漢方ソムリエのうんちくコラム
"専門医を受診しても「異常なし」と言われるものの、のどが詰まる感じが取れない"
その場合、漢方的には「梅核気(ばいかくき)」が疑われます。この「梅核気」と呼ばれる状態は文字通りのどに梅のタネが引っかかっているような感覚を覚える症状ですが、のどには何の異常も見つかりません。この症状は神経症のひとつなのです。
半夏厚朴湯はこの「梅核気」をはじめとする、心因性ののどの違和感に対して劇的に効果を発揮します。
また、抗うつ効果がある漢方薬のひとつで、眠くならない精神安定剤としても活用しています。
この心因性の症状、一見ストレスの多い、現代病のようにお感じになるかもしれませんが、実は2000年前に編纂された漢方の古典にも同様の効果として紹介されています。今も昔も人々はストレスと戦っているのですね。
半夏厚朴湯に関するコラム
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商品説明
効能・効果
気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときにどうき、めまい、はきけ等を伴う次の諸症:不安神経症,神経性胃炎,つわり,せき,しわがれ声
成分と分量
1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
・ハンゲ 6.0g
・ブクリョウ 5.0g
・コウボク 3.0g
・ソヨウ 2.0g
・ショウキョウ 1.0g
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください 。
生後3カ月未満の乳児。
相談すること
1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
(1)服用後,次の症状があらわれた場合。
(2)1カ月位服用しても症状がよくならない場合。
3.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください。
用法・用量
本品1包を和紙袋入りのまま、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、和紙袋とともに煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。(大人の1日量)
年齢 |
1回量 |
1日服用回数 |
大人(15歳以上) |
上記のとおり |
3回 |
7歳以上15歳未満 |
大人の2/3 |
4歳以上7歳未満 |
大人の1/2 |
2歳以上4歳未満 |
大人の1/3 |
3カ月以上2歳未満 |
大人の1/4以下 |
3カ月未満 |
服用しないでください。 |
<用法・用量に関連する注意>
- 用法・用量を厳守してください。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
- 1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
- 煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
- 本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
- 煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
- 生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。