漢方ソムリエのうんちくコラム
『瘀血』←読めますか? …『おけつ』と読みます。
私は漢方独特のこの言葉を聞いたとき、「えっ?」と、聞き返しました。大学の講義で聞こえてくる「オケツを簡単に見つける方法は…」なんて、ちょっと笑えますよね。
瘀血とは血液の流れがよどんでいる状態を表す言葉です。瘀血スコアのつけ方があったり、瘀血は漢方薬を語るのにとても重要な言葉なのです。
桂枝茯苓丸は瘀血を改善する代表的な漢方薬で、比較的体力のある方の月経異常、子宮内膜症、更年期障害、冷えやしもやけ、ニキビやクマ、しみや皮膚炎などの皮膚トラブルなど血行障害に関係するお悩みによく用いられます。
舌の裏にある、太い静脈が浮き上がっていたら、瘀血持ちです。鏡で見てみてください、いかがですか?
血の流れが悪い部分の一つに打撲による内出血があります。私がソフトボールでつくった打撲を見つけると、友人は打撲が本当に早く治るのか見てみたいと、私を実験動物にしました。桂枝茯苓丸を服用していた時は…思いのほか早く治りましたよ。
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商品説明
効能・効果
のぼせ症で,血色よく,頭痛,肩こり,めまい,下腹部痛,足腰の冷えあるいはうっ血等を伴うもの 月経不順,月経困難症,打撲症,婦人更年期障害
成分と分量
1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
・ケイヒ 4.0g
・ブクリョウ 4.0g
・ボタンピ 4.0g
・トウニン 4.0g
・シャクヤク 4.0g
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください 。
4歳未満の小児。
相談すること
1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)体の虚弱な人。(体力の衰えている人、体の弱い人)
(4)今までに薬により発疹・発赤,かゆみ等を起こしたことがある人。
2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
(1)服用後,次の症状があらわれた場合。
関係部位 |
症状 |
皮ふ |
発疹・発赤,かゆみ |
消化器 |
食欲不振 |
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診察を受けてください。
症状の名称 |
症状 |
肝機能障害 |
全身のだるさ,黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)等があらわれる |
(2)1カ月位服用しても症状がよくならない場合。
3.次の症状があらわれることがあるのでこのような症状の継続又は増強が見られた場合には、服用を中止してください。
下痢
用法・用量
本品1包を和紙袋入りのまま、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、和紙袋とともに煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。(大人の1日量)
年齢 |
1回量 |
1日服用回数 |
大人(15歳以上) |
上記のとおり |
3回 |
7歳以上15歳未満 |
大人の2/3 |
4歳以上7歳未満 |
大人の1/2 |
4歳未満 |
服用しないでください。 |
<用法・用量に関連する注意>
(1)用法・用量を厳守してください。
(2)小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
(3)煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
(4)本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
(2)小児の手の届かない所に保管してください。
(3)他の容器に入れ替えないでください。(誤用の原因になったり品質が変わります)
(4)煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
(5)生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。