漢方ソムリエのうんちくコラム
補中益気湯は、“中(体の内側)を補い気を動かす”という意味で名付けられています。「中」とは「胃腸」を指し、胃腸から元気を取り戻す代表的な漢方薬です。
胃腸のはたらきを高め、食欲を出すことで「気」を増やし、「気」を上のほうに動かしてめぐらせることで、疲れを改善していく処方です。他にも疲れやすかったり、気力がわかない、夏バテ、下痢、過敏性腸症候群、風邪などにも広く用いられます。
また、朝起きるまでに時間がかかってしまうような人にも最適です!
補中益気湯に関するコラム
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商品説明
効能・効果
元気がなく胃腸のはたらきが衰えて疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質,病後の衰弱,食欲不振,ねあせ
成分と分量
1包(大人1日量)中に次の成分を含んでいます。
・ニンジン 4.0g
・ビャクジュツ 4.0g
・オウギ 4.0g
・トウキ 3.0g
・チンピ 2.0g
・タイソウ 2.0g
・サイコ 1.0g
・カンゾウ 1.5g
・ショウキョウ 0.5g
・ショウマ 0.5g
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用・事故が起こりやすくなります)
次の人は服用しないでください。
生後3カ月未満の乳児。
相談すること
1. 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください。
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)今までに薬により発疹・発赤、かゆみ等を起こしたことがある人。
(5)次の症状のある人。
むくみ
(6)次の診断を受けた人。
高血圧,心臓病,腎臓病
2. 次の場合は、直ちに服用を中止し、この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください。
(1)服用後,次の症状があらわれた場合。
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診察を受けてください。
症状の名称 |
症状 |
肝機能障害 |
全身のだるさ,黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる |
偽アルドステロン症 |
尿量が減少する,顔や手足がむくむ,まぶたが重くなる,手がこわばる,
血圧が高くなる,頭痛等があらわれる |
間質性肺炎 |
せきを伴い、息切れ・呼吸困難・発熱等があらわれる |
(2)1カ月位服用しても症状がよくならない場合。
3.長期連用する場合には、医師又は薬剤師に相談してください。
用法・用量
本品1包を和紙袋入りのまま、水約500mLを加えて、半量ぐらいまで煎じつめ、和紙袋とともに煎じかすを除き、煎液を3回に分けて食間に服用してください。(大人の1日量)
年齢 |
1回量 |
1日服用回数 |
大人(15歳以上) |
上記のとおり |
3回 |
7歳以上15歳未満 |
大人の2/3 |
4歳以上7歳未満 |
大人の1/2 |
2歳以上4歳未満 |
大人の1/3 |
3カ月以上2歳未満 |
大人の1/4以下 |
3カ月未満 |
服用しないでください。 |
<用法・用量に関連する注意>
- 用法・用量を厳守してください。
- 小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
- 1才未満の乳児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
- 煎じ液は、必ず熱いうちにかすをこしてください。
- 本剤は必ず1日分ずつ煎じ、数日分をまとめて煎じないでください。
保管及び取扱い上の注意
- 直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管してください。
- 小児の手の届かない所に保管してください。
- 他の容器に入れ替えないでください(誤用の原因になったり品質が変わります)。
- 煎じ液は腐敗しやすいので、冷暗所又は冷蔵庫等に保管し、服用時に再加熱して服用してください。
- 生薬を原料として製造していますので、製品の色や味等に多少の差異を生じることがあります。